明日に想う

投稿者:吉澤茂(技術コンサルタント)


「クラシックかわごえ2月号」の記事の中で
株式会社大和総研の熊谷亮丸氏の「時代を読み解くツボ」を興味深く拝読いたしました。

内容は12月8日に閣議決定された、
「人づく革命」と「生産性革命」を軸にわかりやすく記されています。

私たち中小企業で働く者にとっては直面している課題と
どう取り組めばよいのか、
迷っている人が多いのではないでしょうか。

本書の中で今後のなすべきことして、
これから来るITの主戦場はモノづくりと融合した分野に移り、

日本企業の丁寧なモノづくりの姿勢が再評価される局面に
変わってくると述べられています。

また
「今までは大きな魚が小さな魚を食べた、
これからは敏しょうな魚が遅い大きな魚を食べる時代」
になってきているとも述べられています。

AIの弱点についても
AIは物事を抽象化することが苦手、
「いいかげんさ」がないが、

人間はその「いいかげんさ」をもっているからこそ
環境の変化にも柔軟に対応して生き残ってきたことを
知っておくべきではないでしょうか。

創造性や対人間関係能力、物事を抽象化する能力、
そして「いいかげんさ」をさらに伸ばすためにも、

これらの言葉を深くかみしめて
中小企業としての自覚と変革の必要性を強く進めたいものです。